パブリッシャーの Valkyrie Initiative と、カザフスタン・アルマトイの開発元 PRdroid Games は10月9日、物語RPG『Decadent Heir』の開発日誌第2弾を公開しました。テーマは「選択とその結果」。子どもの頃の決断が数十年後の出来事にどうつながるのか、どの政治的な道にも後ろめたさのない勝利はない、という作りの考え方を説明しています。
舞台は19世紀後半から1917年の二月革命に至るロシア帝国です。プレイヤーは貴族の家に生まれた主人公を誕生から操り、幼少期、思春期、青年期、大人、そして革命の最初の1週間まで、5幕に分かれた人生を送ります。皇帝に忠誠を誓う軍人、内側から改革を目指す官僚、体制の転覆を狙う革命家と進む道は分かれますが、塹壕で仲間を救った将校が労働者の蜂起を鎮圧する側に回ることもあるなど、どの道にも妥協が付いて回ります。
日誌で具体例として挙げられているのは、8歳までに「忍耐」や「共感」を伸ばしておくと幼少期だけの出会いが開くこと、ケレンスキーとの関係を育てておくと後にドゥーマ(国会)で彼の支持を得られるかどうかが変わること、などです。第1幕で手に入れた品が革命の場面で意味を持つこともあるそうです。レーニン、ラスプーチン、ストルイピンといった実在の人物も登場し、信じるか、支えるか、利用するか、敵に回すかはプレイヤー次第。人物や出来事の背景を説明する歴史解説のツールチップも表示できます。

このゲームならではの仕掛けが、能力値が足りなくても行動に挑める「リスク」の仕組みです。敏捷性が低くても殴り合いに挑めますし、カリスマ性が足りなくても演説はできます。ただし必要な値から離れているほど失敗しやすく、失敗すれば経験は得られる一方で痛い結果も待っています。主人公は転生するたびに記憶を引き継ぎ、未来を予知する「ノストラダムス」などの才能を新たに得ていく設定も、歴史改変の物語に組み込まれています。
Steam では無料の体験版を配信中で、誕生から10歳までの幼少期を遊べます。1周はおよそ45分で、プレイヤーの意見をもとに会話のテンポや台詞にはすでに手が入っているとのことです。製品版は PC(Steam)向けに開発中で、Steam ページの発売日は「近日登場」となっています。Steam 版は日本語に対応しています。

画像: © PRdroid Games / Valkyrie Initiative






