インディースタジオのCassel Gamesは、開発中のストラテジーRPG『Ratocalypse』の無料体験版を、10月13日にSteamで配信すると発表しました。体験版で遊べるのはゲーム序盤のおよそ3時間分です。製品版は2027年の早期アクセス開始を目指しており、Steamの言語表には日本語も入っています。
舞台は、ゾンビ化する疫病で滅んだネズミたちの王国です。主人公は王国の王子で、ゾンビであふれた首都へ兵士を送り込み、疫病の原因と解決策を探っていきます。
戦闘中は指示を出さず、事前に組んだ「行動AI」で戦わせる
このゲームの中心は、兵士一人ひとりの行動ルールを前もって設計することです。どの場面でどのスキルを使うかを決める条件は80種類以上あり、スキルを使う順番や、立ち回りで好む位置まで細かく指定できます。戦闘はターン制で自動的に進み、プレイヤーは基本的に自分が組んだ作戦どおりに兵士が動くのを見守る形です。

開発ブログによると、条件は2つをANDかORで組み合わせられるようになっています。たとえば「HPが多く残っていて、しかも遠くにいる敵」を優先して狙わせたり、回復スキルを「味方のHPが低いとき、または複数の味方にかかるとき」に使わせたりといった設定です。戦闘中は自由に条件を書き換えられませんが、ラウンドの合間の準備時間に資源を使えば、組み間違えた条件を直せます。
リードプロデューサーのSeonWoong Lee氏は、ターン制の戦闘では毎回コマンドを出すのが普通だが、本作では行動の条件と優先順位を組み立て、キャラクターがどんな状況でも自分で最善の判断をするようにする面白さを届けたいと語っています。拠点となる集落「Rataponia」では、10種類以上の施設を建てて強化しながら、兵士を雇って鍛えることもできます。

展示会の反応を受けてチュートリアルを作り直し
Cassel Gamesは5月の「PlayX4」、8月に釜山で開かれたインディーゲームの展示会「BIC(Busan Indie Connect)」に本作を出展してきました。BICでは1人あたりの試遊時間が平均で約1時間になり、会期中にウィッシュリストが400件以上増えたそうです。一方で、文章の説明が序盤に集中してわかりにくいという声があったため、体験版に向けて説明を小分けにし、実際に操作して覚える形のチュートリアルを足しました。
戦術準備の画面も手直しされています。選んだキャラクターが次にどこへ動き、どのスキルを使う予定なのかが表示され、条件を変えるとその場で予定が更新されます。スキルの使用条件を満たしているかどうかも色とアイコンで分かるようになりました。自分で組んだAIがどう動くかを読めることが、このゲームの遊びの土台になっています。
体験版は10月13日からPC(Steam)で無料配信され、日本語で遊べます。製品版の発売日と価格はまだ決まっておらず、Steamでは「発表予定」となっています。
画像: © Cassel Games





