『Grim Dawn』には、人間の生き残りが作った派閥と、敵として立ちはだかる勢力があります。どちらにも評判(名声)が設定されていて、行動によって上下します。ここでは本編(拡張なし)に登場する派閥を、ゲーム内の説明文をもとに整理しました。
評判のしくみ
派閥画面には、評判を得る手段として「クエスト」「バウンティ」「(勢力名)退治」の三つが表示されます。味方の派閥はクエストやバウンティで、敵の勢力は倒すことで評判が動きます。
中立の段階は「許容」です。味方側の段階は、ゲーム内の定義で次の五つがあります。
- 友好
- 敬意
- 信頼
- 栄誉
- 崇拝
敵側も五段階で、敵対、軽蔑、嫌悪、憎悪、ネメシス(復讐)です。評判のマイナス側は「悪評」と呼ばれます。
評判は買い物にも響きます。派閥の商人には「派閥による割引率」が表示されます。その派閥に属していないと入れない場所もあり、「(派閥名)に属してない者がここに入ることはできません」と表示されます。
派閥の委任状と令状
高い評判で手に入る「派閥の委任状」は、その派閥での名声の伸びを上げるアイテムです。対になる「派閥の令状」は、悪評の伸びを上げます。どちらも一つの派閥に一枚しか適用できません。委任状を使うと、その派閥にかかっていた令状は上書きされます。
味方の派閥と解放される報酬
味方の派閥の報酬は、評判の段階に応じて四段に分かれています。以下は各派閥の報酬一覧を、段の順に並べたものです。
デビルズクロッシング
本拠地はデビルズクロッシング。見捨てられた刑務所の残骸で共同体を作り、グリムドーンを乗り切った人々です。説明文は彼らを一言でこう呼びます。
生存者…それはデビルズクロッシングの頑健な居住者を描写するときに、しばしば使われる言葉である。
- 新クエスト、派閥の商人と取引
- 新クエスト、バウンティテーブル、派閥の武器・防具・設計図
- 新たなダンジョン/新クエスト、派閥の増強剤・装飾品・承認状・設計図
- レアな増強剤、派閥の委任状、派閥のエリート武器・エリート防具
放浪民
本拠地はオールドアーコヴィア。ローワリとも呼ばれ、永住の故郷を持ちません。現世の誘惑と文明の堕落から身を清めるため、生涯をかけてケアンを旅する人々です。暴力を忌み嫌うため、かえって乱暴な者たちに虐げられてきました。
ただしクエイドの一団は例外です。無法者に暮らしを壊されたとき、黙って見ているのではなく武器を取りました。
- 新クエスト、派閥の商人と取引
- バウンティテーブル、派閥の武器・防具・設計図
- 新クエスト、派閥の増強剤・装飾品・承認状・設計図
- レアな増強剤、派閥の委任状、派閥のエリート武器・エリート防具
ホームステッド
北の農地で何かあると、農民とその家族はいつもホームステッドに集まりました。ブラックリージョンの助けで要塞に生まれ変わった村です。軍がイセリアルとクトーニアンに目を向けるなか、村人はもっと身近な脅威に悩んでいます。畑を荒らすハサミムシの群れです。
- 派閥の商人と取引
- バウンティテーブル、派閥の武器・防具・設計図
- 新クエスト、派閥の増強剤・装飾品・承認状・設計図
- レアな増強剤、派閥の委任状、派閥のエリート武器・エリート防具
ブラックリージョン
本拠地はアイコン砦。帝権の精鋭で、「死の旗手」とも呼ばれます。武勇の伝説と同じくらい、残虐さの話も語られる部隊です。グリムドーンの後、陥落した首都から逃れた帝国連隊は彼らだけでした。
ウルグリムは彼らを好んでいません。それでも組んでいるのは、帝国軍で残ったのが彼らだけだからだと話しています。
- バウンティテーブル、派閥の商人と取引
- 新たなバウンティ、派閥の武器・防具・設計図
- 新たなダンジョン/新クエスト、派閥の増強剤・装飾品・承認状・設計図
- レアな増強剤、派閥の委任状、派閥のエリート武器・エリート防具
追放者
本拠地はアイコン砦。中心にいるのは謎めいた女性アナステリアです。彼女はイセリアルの動きを伝え、ブラックリージョンの兵の命を救ってきました。それでも軍の多くは彼女を魔女と呼び、火刑を望んでいます。彼女を守るよう強く求めているのは尋問官クリードです。
追放者のクエストでは、アナステリアに頼まれて珍しい素材を集めます。最後の「追放者の復讐」では、イセリアルの主役の一人、アーキビストセロンを討ちます。
- 新クエスト
- 新クエスト、バウンティテーブル
- 新クエスト、派閥の商人と取引
- レアな増強剤、派閥の委任状、派閥のエリート武器・エリート防具
追放者は、悪評側にも名前つきの段階を持ちます。「追放者の復讐」「追放者の激怒」「追放者のしもべ」です。ブラックリージョンのリーヴ隊長はアナステリアを裏切り者と呼び、近くに置けば破滅を招くと話しています。
カイモンの選民か、死の目醒め修道会か
ホームステッドの段階で、ウルグリムは主人公に二つの集団との交渉を任せます。クエスト「灰の中の同盟」です。ソマーとクリードはこの二派に戦略上の価値を認めていません。ウルグリムは逆で、正しい方向に向ければ狂信者も大きな力になると考えています。
両派は互いを憎んでおり、一緒に働かせることはできません。主人公はどちらか一方を選びます。
カイモンの選民
本拠地は悲嘆の砦。光の運び手エンピリオンの熱心な信奉者です。指導者はカリスマ的な伝道者、カイモン神父。クトーンのホラーであれ死霊術師であれ、ケアンの腐敗をすべて消し去ろうとしています。
特使ブラザーモルテアの言葉は、敵の順番まではっきりしています。
死の目醒め修道会から始めてイセリアルとクトーニアンの絶滅で終わることで、穢れて腐敗したケアンを洗浄するであろう。
死の目醒め修道会
本拠地は同じく悲嘆の砦。ほぼ失われた死霊術との最後のつながりで、グランドマスターのウロボルークの知識を受け継いでいます。会員は死を恐れず、死を極めることで世界と調和できると信じています。
何世紀も帝国に迫害されてきた修道会ですが、選民ほど容赦のない敵には会ったことがありません。特使ハルーヴは選民を、帝国よりたちが悪いと評します。
装備の得意分野も違います。選民の特使は物理・火炎・雷で戦う者向けだと言います。修道会の特使は冷気・生命力・しもべの使い手に役立つと話しています。
選んだ後の流れ
選んだ側の拠点を訪ねると、専用のクエストが続きます。どちらにも「聖灰」という同名のクエストがあります。アイコン砦の地下、アルコンバートホーレムの墓にある遺灰を、もう一方の派閥から奪い取る内容です。
選民側は、遺灰をエンピリオンの聖遺物として求めます。修道会側は、死んだマルカダールを呼び戻す儀式に使います。最後はどちらも「ケアンへの誓約」で、ネクロポリスのブラックリージョンのもとへ軍勢を送ります。
選民にはさらに「カイモンの秘密」、修道会には「ウロボルークの捜索」が用意されています。
どちらかを選ぶとき、特使はこう念を押します。
この瞬間までにそなたのしたことは、すべて無になるぞ。
添えられた警告文のとおり、どちらを選んでも、両派閥の評判はリセットされます。
選んだ側のクエストでは、もう一方の派閥の拠点や人物を襲います。選民の「敵の敵」では、修道会が占領したハロン砦でマスターラヴォクを討ちます。両派閥とも、報酬一覧には敵の勢力と同じ「ネメシス(強敵)発生」などの項目も並んでいます。
敵対する勢力
敵の勢力の報酬欄に並ぶのは、「ネメシス(強敵)発生」「追加のヒーロー発生」「発生数増加」の三つです。悪評を重ねた相手からは、強いヒーローや強敵が送り込まれるようになります。強敵が来ると「ネメシス接近!」と表示されます。
イセリアル
イーサーの向こうから来て、グリムドーンを引き起こした侵略者です。人間に憑依し、死者をアンデッドに変えて兵にします。クトーニアンを憎み、機会があれば戦いを挑みます。
クトーニアン
虚無界から来るホラーと、それを崇めるクトーン教団です。教団は血の儀式で力を集め、人間を刈り取ってイセリアルの器に使わせまいとしています。
クロンリーのギャング
デビルズクロッシング刑務所から逃げた犯罪者たちで、頭目はダリウスクロンリー。ただの山賊と違い、組織立って重武装しています。説明文は彼らを、人類の最大の脅威は人類自身かもしれないことの典型だとしています。
アーコヴィアのアンデッド
アーコヴィアの廃墟をさまよう死者たちです。死後の世界へ渡れない霊だという者もいれば、死霊術の仕業だという者もいます。修道会の特使は、ウロボルークが自分を拷問したアーコヴィア人に、永遠に死者として過ごす呪いをかけたと語っています。
獣
説明文は短く、「獣は獣でなければならない」の一文だけです。
派閥の評判は、商人の品ぞろえや入れる場所まで変えます。選民と修道会の選択は、手に入る装備の傾向にも関わります。自分のビルドに合わせて選んでみてください。
装備・星座・スキル・ボスのデータはGrim Dawn 攻略データベースにまとめています。
