この記事について
| 内容 | 専用サーバー(Icarus Dedicated Server)の正規の入手先、Windows での立て方、設定ファイル、ワールドの移し方 |
|---|---|
| 情報源 | 開発元 RocketWerkz の公式ガイド(GitHub)と、私が実際に入手・起動して確かめた内容 |
| 対象バージョン | Icarus Dedicated Server の Steam ビルド 25621760(2026年10月6日に SteamCMD で入手して起動を確認) |
『Icarus』(サバイブイカルス)は最大8人で同じプロスペクトを遊べます。専用サーバーを立てておけば、ホストがいなくても仲間が好きなときに入れます。
ただ、Icarus の専用サーバーは Steam のライブラリに出てきません。ライブラリの「ツール」を探しても見つからないので、どこから入手するのか迷う人が多いところです。検索するとレンタルサーバー会社の解説や有志の wiki が出てきますが、ここでは開発元の公式の手順に沿ってまとめました。
公式の入手先は SteamCMD
専用サーバーは、Valve 公式のコマンドラインツール「SteamCMD」で入手します。開発元の RocketWerkz は、Steam の告知(2022年12月の Week 53・Week 56 のアップデート情報)で、GitHub の専用サーバーのセットアップガイドを案内しています。そこに書かれている入手方法が SteamCMD です。
SteamCMD は匿名のログインでダウンロードできるので、Icarus を持っていないアカウントや PC でもサーバーを入れられます。ライブラリに出てこないのはこのためです。
SteamCMD でサーバーを入れる
- Valve の開発者向けページ(SteamCMD)から Windows 版の steamcmd.zip をダウンロードし、好きなフォルダ(例:
C:\steamcmd)に展開する - steamcmd.exe を起動する。初回は SteamCMD 自体の更新が自動で始まる
Steam>と出たら、次の4行を1行ずつ入力する
force_install_dir C:\IcarusServer login anonymous app_update 2089300 validate quit
1行目はサーバーを入れるフォルダ、3行目の 2089300 は専用サーバーのアプリ ID です。私の環境では、ダウンロードしたサーバーは約9.8GBありました。
ゲーム本体がアップデートされたら、同じように login anonymous と app_update 2089300 validate を実行してサーバーも更新します。毎回打つのが面倒なら、公式ガイドにあるように、この手順をバッチファイルにしておくと楽です。
起動とポート開放
サーバーを入れたフォルダの IcarusServer.exe を起動します。そのまま起動すると、動いていても画面には何も出ません。ショートカットを作って、末尾に -log を付けて起動すると、ログの画面が出て動いているかが分かります。
"C:\IcarusServer\IcarusServer.exe" -log -SteamServerName="サーバー名"
-SteamServerName= は、ゲームのサーバー一覧に出る名前です(64文字まで)。私の PC(Core i7-8700K)では、起動から約12秒でログに次の行が出て、接続を待つ状態になりました。
LogNet: GameNetDriver SteamNetDriver IpNetDriver listening on port 17777
家の外の友人を入れるには、ルーターで 17777(ゲーム用)と 27015(Steam のサーバー一覧用)の2つのポートを開けます。番号は起動オプションの -PORT= と -QueryPort= で変えられます。
設定ファイル ServerSettings.ini
設定ファイルは、サーバーを入れたフォルダの Icarus\Saved\Config\WindowsServer\ServerSettings.ini です。私が初期設定のまま起動したところ、Saved フォルダはサーバーのフォルダの中に作られ、ゲーム本体の保存フォルダには何も作られませんでした。
このファイルは、最初にロビーかプロスペクトを動かしたときに作られます。先に設定しておきたい場合は、公式の見本のファイルを同じ場所に置きます。
| 項目 | 意味 | 初期値 |
|---|---|---|
JoinPassword |
参加用のパスワード。空ならパスワードなし | 空 |
MaxPlayers |
最大人数(1〜8) | |
AdminPassword |
管理者のパスワード。空のままだと、誰でも管理者になれる | 空 |
ShutdownIfNotJoinedFor |
起動後、誰も入らないままこの秒数がたつとロビーに戻る。マイナスの値で無制限 | 300(5分) |
ShutdownIfEmptyFor |
全員が抜けてからこの秒数がたつとロビーに戻る。マイナスの値で無制限 | 300(5分) |
AllowNonAdminsToLaunchProspects |
管理者以外もプロスペクトを作成・読み込みできる | True |
AllowNonAdminsToDeleteProspects |
管理者以外もプロスペクトを削除できる | False |
ResumeProspect |
起動時に前回のプロスペクトを自動で再開する | True |
LoadProspect |
起動時に読み込むプロスペクトの名前 | 空 |
CreateProspect |
起動時に新しいプロスペクトを作る | 空 |
見本には SessionName の行もありますが、公式ガイドによると今は効きません。サーバー名は起動オプションの -SteamServerName= で付けます。
とくに大事なのは AdminPassword です。空のままだと、チャットで管理者ログインのコマンドを打っただけで誰でも管理者になれてしまいます。人を入れる前に必ず設定しておきましょう。
サーバーへの入り方と管理コマンド
ゲームを起動してキャラクターを選ぶと、ホーム画面に「再開」「新機能」「読込中」「加入する」の4枚のカードが並びます。右端の「加入する」(英語表示では Join Session)を押します。一覧の右上の切り替えを「専用サーバー」にするとサーバーが出てくるので、選んで入ります。サーバーがプロスペクトを動かしていないときはロビーに入り、そこでプロスペクトを選んで始められます。
管理用のコマンドは、ゲーム内のチャットに / を付けて入力します(ロビーにいる間は / なしで打てます)。
| コマンド | 内容 |
|---|---|
/AdminLogin パスワード |
管理者としてログインする |
/KickPlayer 名前かSteamID |
プレイヤーを追い出す(再び入ることはできる) |
/BanPlayer 名前かSteamID |
プレイヤーを追い出して入れなくする |
/UnbanPlayer 名前かSteamID |
BAN を解除する |
/ReturnToLobby |
全員を追い出してロビーに戻す |
/AdminSay メッセージ |
全員にメッセージを出す |
自分の PC のプロスペクトをサーバーに移す
ホーム画面の「読込中」から読み込むプロスペクト(一人で遊んでいたものや、自分がホストしていたもの)は、専用サーバーに移して続きを遊べます。公式ガイドの手順は次のとおりです。
- まずプロスペクトのファイルをバックアップする。公式ガイドは、ファイル名や中身を書き換えるとデータが壊れ、そのまま保存されて元に戻せなくなると注意している
- 自分の PC のプロスペクトのファイルを探す。場所は
%LocalAppData%\Icarus\Saved\PlayerData\(SteamID)\Prospectsで、中の.jsonがプロスペクトのデータ(.backupが付いたものは予備) - サーバーのフォルダの
Icarus\Savedの中にPlayerDataフォルダを作り、その中にDedicatedServer、さらにその中にProspectsフォルダを作る - 手順2のファイルを、名前も中身も変えずに
Icarus\Saved\PlayerData\DedicatedServer\Prospectsにコピーする
コピーしたプロスペクトは、起動オプションの -LoadProspect= を付けて起動するか、サーバーのロビーで選ぶと読み込めます。
アイテムの作り方や素材はIcarus アイテム・レシピ一覧で、深部鉱床や洞窟の場所の調べ方はこちらの記事で紹介しています。
